SusHi Tech Tokyo 2025出展レポート:世界の熱気と、新しい出会い

出展のきっかけと期待
5月8日から10日までの3日間、東京ビッグサイトで開催された「SusHi Tech Tokyo 2025」。
アジア最大級のスタートアップ・カンファレンスと聞いて、正直少し緊張していました。
でも同時に、「きっと新しい出会いがあるはず」と期待で胸がいっぱいでした。
ブースは「上海エリア」に出展。
海外企業が多いエリアだったので、英語や中国語が飛び交う中でのスタート。
私たちのテーマは「工場のスマート化」。
最先端のテクノロジーが並ぶ中で、“現場のリアルな課題解決”をどう伝えるかが鍵でした。

ブースでの出会いと反応
予想以上に多くの方が立ち寄ってくださり、3日間で延べ4万3千人もの来場者がいたそうです。
実際にお話しした方々の中には、
「まさにこういう技術を探してた!」と目を輝かせる方もいれば、
「すでに導入しているけど、乗り換えを検討していて」と相談してくださる方もいました。
また、「うちは工場じゃなくてビルだけど、使えそうですか?」という質問も。
“工場”に限らず、ビルや施設でもデータを活用した効率化のニーズがあるのだと実感しました。
特に印象に残ったのは、東南アジアやインドに工場を持つ方との会話。
「海外でもこういう仕組みを導入できる?」という質問が増えていて、私たちの取り組みが世界へ広がる可能性を感じました。
「世界6カ国で展開中、日本でも導入実績あり」という実績を伝えると、興味を持ってくださる方が多かったのも嬉しかったです。

一方で感じた課題
会場全体を見渡すと、来場者の多くは“最新のテクノロジー”を求めている印象でした。
いわゆる工場関係者やカーボンニュートラルへの取り組みに関心がある方は、
全体の中では少数派かもしれません。
「スマートファクトリー」や「エネルギーDX」というテーマは、
まだまだ“実感としての課題”が見えにくい人には届きづらい。
だからこそ、“必要としている人にしっかり届くように”伝える力が大切だと感じました。
でも、こうした展示会の魅力は、まさに“新しい気づき”なんですよね。
同じ課題を共有できる人もいれば、まったく違う角度からの視点をもらえる人もいる。
その一つひとつが、今後の方向性を考えるヒントになります。

展示会を終えて
3日間を終えて一番感じたのは、“やっぱりリアルの場って大事”ということ。
オンラインでは得られない表情や反応が、対面でははっきり見ることができます。
「なるほど、そういう使い方もあるのね」と言われた瞬間、
私たちが目指している“現場に寄り添う技術”の価値を改めて感じました。
これからは、よりグローバルな視点で技術を展開していく必要があります。
展示会での出会いをきっかけに、海外との連携や新しいパートナーシップも生まれる予感もありました。
もちろん、課題も山ほどありますが、挑戦する気持ちはますます強くなりました。
最後に
「SusHi Tech Tokyo 2025」は、単なる展示会ではなく、“世界の今とこれから”を感じることができる特別な場でした。
自分たちの技術がどんな価値を持ち、どこに届けるべきか。
それを改めて考えるきっかけをくれたイベントだったと思います。次の挑戦に向けて、また新しい一歩を踏み出したいです。


