2026年、脱炭素は「やるかどうか」ではなく「どう選ぶか」の時代へ

新年あけましておめでとうございます。
2026年が始まり、製造業やエネルギー分野を取り巻く環境も、また一つ大きな節目を迎えました。

ここ数年、「脱炭素」「カーボンニュートラル」という言葉は急速に広がり、
多くの企業が何らかの取り組みを始めています。
もはや脱炭素は、特別なテーマではなく“当たり前に向き合う前提条件”になりつつあります。

だからこそ、2026年は少し問いの立て方を変える必要があると感じています。
それは――
「脱炭素をやるかどうか」ではなく、「どう選ぶか」という問いです。

🔄 「やる・やらない」の議論は終わった

数年前までは、
「脱炭素に取り組むべきか?」
「本当に必要なのか?」
といった議論が多くありました。

しかし今はどうでしょうか。
電気代の高騰、取引先からの環境配慮要請、ESG評価、採用や企業イメージへの影響。
脱炭素は、すでに事業と切り離せない前提条件になっています。

つまり、2026年の企業に求められているのは
「やるかどうか」ではなく、
「限られた時間・予算・人材の中で、何を選び、何を選ばないか」
という判断力です。

⚖️ 選択の時代に入った脱炭素

脱炭素の選択肢は、年々増えています。

再生可能エネルギーの導入
設備更新による省エネ
EMSやIoTによる見える化
AIによる最適制御
カーボンオフセット
サプライチェーン全体での排出管理

すべてを一度にやろうとすれば、現場も経営も疲弊してしまいます。
2026年に必要なのは、「正解を探すこと」ではなく「自社に合った選択をすること」です。

重要なのは、

自社の課題はどこにあるのか
どこに一番ムダやリスクが潜んでいるのか
今やるべきことと、後回しにしてよいことは何か

こうした問いに、データと現場感覚の両方で答えを出すことです。

📊 選択を支えるのは「データ」

感覚や経験だけで選択する時代は、少しずつ終わりを迎えています。
選択の精度を高めるために欠かせないのが、データによる裏付けです。

たとえば、

どの設備が最も電力を使っているのか
どの時間帯にピークが発生しているのか
改善余地が大きい工程はどこか

こうした情報が見えていれば、
「まずここから手をつけよう」という判断がしやすくなります。

脱炭素の本質は、
全部を変えることではなく、変えるべきところを見極めること
そのための土台が、エネルギーの見える化であり、エネルギーDXです。

🧭 2026年の脱炭素は“設計”の時代

2026年は、脱炭素の「実行フェーズ」から
「設計フェーズ」へと進む年だと考えています。

どんな状態を目指すのか
そのために、どの順番で取り組むのか
現場と経営、どちらが何を担うのか

これらを整理しないまま施策を積み重ねても、長続きはしません。
逆に、完璧でなくても「選び方の軸」があれば、
脱炭素は無理なく、継続できる取り組みになります。

🏭 オレンジボックスでできること

― 2026年の脱炭素を「選べる状態」にするために

2026年の脱炭素は、すべてを一気に進める時代ではありません。
重要なのは、自社にとってどこから手を付けるべきかを判断できる状態をつくることです。

オレンジボックスでは、IoTとAIを活用し、
工場や設備のエネルギー・稼働データを見える化することで、
脱炭素に向けた意思決定を支援しています。

電力・稼働状況の見える化
感覚ではなく、データで現状を把握できるようにする
改善ポイントの整理
ムダや改善余地の大きい箇所を明確にし、優先順位をつける
現場と経営をつなぐ指標づくり
共通の数字をもとに、同じ目線で判断できる環境を整える

「すべてをやる」のではなく、
効果が見込めるところから“選んで進める”ための土台づくり
それが、オレンジボックスのエネルギーDXです。

👉 オレンジボックスのサービスを見る

🌱 結びに ― 2026年の一歩として

脱炭素は、正解が一つではないテーマです。
だからこそ、「正しさ」を競うのではなく、
自社なりの選択を続けていく力が問われています。

2026年の始まりに、
「今年は何をやるか」だけでなく、
「何を選び、何を選ばないか」を考える。

その問いこそが、これからの脱炭素経営を支える大切な一歩になるはずです。

本年も、現場と経営の両方に寄り添いながら、
脱炭素とエネルギーDXについて考えていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。